フリーランスのWebデザイナーを辞めてかれこれ10ヶ月が経ちます。
時間が流れるのは早いものですね。
今振りかってやっておけばよかったと思うことをサクっとお伝えしようと思います。
1.売上計画を立てること
僕は流れのまま独立したパターンではなく、自分で独立を決めて会社を辞めたクチでした。
もちろん最初はすでに繋がったり紹介してもらったクライアント様にお仕事を頂きながら軌道に乗せていったのですがある程度の収入のラインでストップしてしまったのです。
フリーランスだと来月の仕事はどうなるか分からないまま日々を過ごします。
最初1年ぐらいはがむしゃらに色々やっていました。
ありがたい話ではありますがクチコミで次々と仕事が舞い込み、営業には困らなかったのですが
その勝手に仕事が舞い込んでくる環境に怠けてしまい、その場任せな活動を続けていたように思います。
今思えばいつまでにはこれくらい稼いでこれくらいプールしようとか考えなければ
ならなかったと反省しています。
たとえば案件の納期が伸びたとき に
「一ヶ月で40万の仕事が2ヶ月かかったから月20万になってもうたー」っていう人がいたとすると、
本当は40万の目標だったのに、その月は終わらなくて売上0円。
次の月で40万入ってきたけどずれた分だけ売上が超赤字・・・と危機感を持って活動しなければならなかったなと思いました。
2.資産を蓄える意識すること
資産といってもお金じゃないですよ。まぁお金も貯めるに越したことはないんですが。
ここで言いたいのは普段から作る制作物やフォーマット、メールテンプレなど様々なものです。
例えば作った素材のデータをきっちり管理していつでも使いたいものを取り出せれる状況にするとかそういったものです。
これをやっておけばいざアルバイトや法人化して人が増えたときにその資産を活かすことができます。またその資産を使うことで利益を上げることも、教育することもできるでしょう。
日々の積み重ねを貯めていく継続の力は凄まじいのです。
日々意識すれば数年後、予想以上の見返りが返ってきます。
僕はこれをやってなかったなーと思い、今後は色々なものを「資産」と して蓄えることを意識したいと思います。
3.もっと営業的なノウハウを学ぶこと
クリエイターにも色々いるでしょうが、どうしても職人というかプロとしてのプライドが高い人が居ます。申し訳ないですが僕も性格柄どんどん自信を持って進むタイプなのでちょっとその気があったかもしれません。
フリーランスでは営業も自分が兼ねることになります。
僕にとっての営業というのはほとんどmixiなりセミナーでお会いした人、クライアントの知り合いといった感じでほとんど自分から進むことは少なかったのですがこれはまずかったと思っています。
お会いした人には常にしっかり顔覚えてメールで挨拶。
自社のコンテンツがあればお伝えしたり、年賀状などは絶対に出す。
話が合いそうな人とは飲みニケーション。
その他いろいろあると思うのですが、営業さんはお客さんを大切にするノウハウを凄い持っていますので
自分はクリエイターだからと食わず嫌いせず、よりクライアントを喜ばせれるスキルと思って学べばよかったと思いました。
4.収入源を分散させること
僕がフリーを辞めて就職した会社には就職する半年前ぐらいからお世話になっていたのですが、
長期的な案件で、それだけがメインだと収入源が止まってしまいました。(独りだったのでw)
特にこの頃僕は子どもが生まれ、いろいろと物入りでお金がどんどん飛ぶ時期だったので凄まじく痛い時期でした。(貯金がみるみる減っていくwww)
今僕はWebサービスを作ることに躍起になってます。
前述した資産として考えるということにも通じているのですが、 例えば制作しかできない人も
自分がもっとも得意かつ効率のいい慣れた分野があるはずです。
Webサイトは作ったらずっとあり続け、ずっと人に見られ続けます。
例えばFlashのこの分野なら得意だぜーっていう受注窓口サイトはやはり作っておくべきだと思いました。
僕は自分が仕事を受けて作業するというスタンスしか取らず、こういった窓口なサイトもなかったため、別案にとりかかりっきりだと、それ以外の収入源は一切なくなってしまいました。
自分が得意な事、アフィリエイト、Web制作においてある部分に特化して何かを提供する、テンプレートを販売する、
なんでもいいんです。とにかくリスクを減らすと思って何かやってみましょう。
制作の価値が落ちてきている今の時代、Webクリエイターにとって一番の価値は
「Webサイトを作れる」ということなんですから。
5.法人化を目指すこと
僕は視野にこれが一切ありませんでした。
しかしこれはダメでした。僕は自ら目標を下げてしまっていたのですから。
別にあなたが社長をしろとはいいません。
今の時代社長を目指し、経営学部やらMBAやらやりたがってる人はどんどん増えています。
大事なのはあなたが会社を回せるだけの「給与を払う側」の人間になるということです。
これには人の教育、お金の流れ、計画、資金繰り等様々な要因が絡んできます。
フリーランスというのは立場上は非常に楽ですが、
その楽さに甘んじてはいけないと思いました。
僕はフリーランスをやめるに至った理由の一つに自分は食っていけるが
会社として組織を食わしていけるノウハウをまったく知らないと思ったからです。
幸いまだその時は24歳。これから人生まだまだどうにでもなるので
無理にフリーランスを続ける必要はないなと思い、就職しました。
(まぁ最初の会社潰れたんですがw)
人によっては法人化の必要はないかもしれません。
ですがやはりフリーランス(独り)とはいえ、独立した以上法人化を目指して欲しいなと思いました。
以上僕が今振り返って思うフリーランスの時、やっておけばよかったことでした!
逆にやってよかったこととかもあって、事務所借りたり、確定申告を複式簿記でやったりとか色々。
それはまたの機会に書きたいと思います。
以上お読みいただきありがとうございます!