初めましての方はこんにちは、カッシーです!
フリーランス・クリエイターの駆け込み寺としてイベントや転職・独立支援の社会人スクール「TheCreative」運営やWeb/マーケティングなど制作・コンサルの仕事もしています^^
対面で400人以上は相談乗り、
何人ものフリーランス独立コンサルもしてきました。
今日はその経験を活かして、
独立前の人に絞ってよくある質問に答えたいと思います^^
普段活動していると
「周りに相談できる人が居ない」
という声をめちゃくちゃ聞きます。そういった方々に聞かれまくった質問まとめです。これからフリーランスを目指す方、ぜひこの記事を参考にして欲しいです!
根本的に僕がどうしてフリーランス・クリエイターの駆け込み寺のようなことをしているかに興味を持ってくれた方はぜひプロフィールをご覧ください!
クリエイター・フリーランス支援をしている理由など
カッシーのプロフィールはコチラ>>
かれこれフリーランスセミナーを初めて4年間。
何度も聞かれまくって来た質問とその解答をまとめました!
これから独立したい人には視野を広げるお役に立てるかと思います。
既に先輩たちが通ってきたしんどい道はもう通らなくていいんですよ(笑
独立にはどのくらいのスキルが必要ですか?(能力)
よく聞かれる質問一発目がコレ。
特に未経験からフリーランスを目指そう!と考える人には特に重要でしょう。
ひとまず結論で言えば、最低ラインとして
「その仕事で就職できるスキルがあれば良い」です。
何故かと言うとスキルが決めることではなく、市場(マーケット)が決めることだからです。
技術が高くても食べて行けない人がいるように
技術が無くても食べていける人が居てます。
実際そんなに技術力などは高くなくても、話をしっかり聞いてくれる、納期をちゃんと守ってくれる、近所で話しやすい、人脈が凄い。こういった様々な理由で十分やっていけてるフリーランスの人も何人も見てきました。
例えば極論ですが初心者向けパソコン講座をやって大人気。それだけで自分が必要な生活費が稼げるなら独立出来るんですよね。
(この場合技術x講師xPRの掛け算が強みとなる)
世の中の需要に答えれる能力があり、
必要な生活費が稼げるのであればそれは”独立できる”という状態なのです。
スキルの高さというのはもちろん自信にもなるし、良いのですが、
フリーランスでスキルが高い=成功ではなく、実際には人の繋がり、市場におけるポジショニング、仕事のワークスタイルなど様々要因が関連してきます。
そのため、これからフリーランスを目指す人に
「どれぐらいスキルがあればいいですか?」
と聞かれたらもう一歩踏み込むなら
「その仕事で就職できるスキルがあれば良い。
ただし、スキルが高いほうが相手は選べる。」
と答えてます。
スキルの高さはスキルの高い人じゃないと分からない事が多く、専門知識がない人からするとレベル70も80も90も差がわからないようなものです。
なので、例えばWebデザイナーで初心者、ITに詳しくない方を相手にするならば
必ずしもスキルが高い必要がある必要性は無く、
それよりも知識無い人に対して分かりやすくやりとりができるかなどの要素のほうが重要だったりします。
いくら稼げばいいですか?見積もりが分からないです(お金)
これもメッチャ多い相談です。
相談者の中にはめちゃくちゃ安い金額でサービスをしようとする人も多く、
お金の計算ができてない人が世の中には非常に多いと感じます。
結論から言うと
「自分でほしい金額を決めるしか無い」です。
例えば月50万稼ぎたいという方の場合、
当然ですが10万の案件に一週間も費やしてられませんよね?
こんな当たり前のことが、当たり前に考えられない人が非常に多いのです。
(ようは目標と値段設定のズレが激しい方)
仮に土日を引いて21日程度で日給・時給どれぐらいになるかは計算しましょう!
相場とかどうなの?
って人もいますが、自分の生活かかっているのに
相場がもっと低いからと下げてもしょうがないんですよ。相場に合わせる努力する暇があったら相手が希望価格に見合うサービスを提供することに努力して欲しいと思います。
初心者の方にオススメなのは個人の価格より、1.5〜2倍にしておくこと。
ここでいう個人の感覚というのは「時給で考えたら」など自分一人の人件費としての単価です。
しかし実際は仕事の予定が空いてしまったり、
新しく投資(パソコンの買い替え)が必要になったりもあるので次への投資が必要です。
法人化を目指す人は個人の単価の3倍ぐらい欲しいですね。
・人件費
・事務所代など経費
・会社の利益+税金
という感じで。
過去、金額が安すぎて薄利多売でマネージメントコストが掛かりすぎて潰れる人も何人も見てきたので本当にお気をつけください!
次に投資する余裕が無いとアルバイトを雇えない、
外部に発注できない、何かあった時に困るなどがありますのでご注意ください!
こんな私でも独立できますか?(適正の有無)
地味に多いのがコレ!
こんな質問してくれる時点で辞めとけ!って考えてしまった人は結論急ぎすぎです(笑
独立にも様々な理由や背景があります。
一般的な「自立していて行動力があるスキル高い人」のイメージは、目立つだけで多いわけではありません。
この質問をしてくる背景には
「体調を理由に週5フルタイムで働くのが難しい」
「子供や親などと一緒にいる時間が欲しい」
「どうしても通勤電車が自分には合わない」
「思っていることをやってみたい」
「人と毎日顔を合わせるのがしんどい」
など様々な理由があります。
基本0か100かみたいな思考なので正社員 or 独立かみたいな発想に偏りがちなのです。
なので普段僕が相談に乗る時はその背景をしっかりと聞き、「どういう独立の仕方」が合っているか、その人でもできそうかなど準備の仕方も含めサポートしています。
行動力がある、スキルがある、人脈が凄い。
独立の適正というとこういったことを思い浮かべるかもしれません。
でも、僕が独立の適正があるかどうかを判断するならば「理想」「叶えたいこと」「手に入れたいモノや状況」こういったことを本当に手に入れたいと本気で思うかどうかです。
精神論っぽいですが、実際に「会社が嫌だ!独立したい!!」と言いながらもずっと会社を辞めない口だけの人がめちゃくちゃ居るんです。
やはり独立する人は
「決めた!」と目指す覚悟を決めれる方。
こういう方は自分の適性が云々関係なく頑張って結果を掴む人が多いです。
意外と人脈やスキルはやっているとどうにかなることが多く、
うだうだ言うよりもやりたいことに対して問題を解決し続けて結果的に実現できたってパターンが一番王道です。
どうやって仕事取ればいいですか?また、自分の強みが分かりません(営業)
この質問も毎回出ます><
過去2回ほどこれに特化したセミナーも開催しました。これについては何度も聞かれすぎてブログ記事を書いてますのでぜひご覧ください!
関連記事:
フリーランスで営業(仕事の獲得)ってどうしたらいいの?に真剣に答えてみた。
準備編、営業編、Webから仕事獲得編と詳細に書いています。
より自分の場合はどうしたらいいのか?についてはぜひセミナーなどご参加ください!
フリーランスになるための本でいいのあります?(知識)
身につけておくと良いと思うことはたくさんあります。
(というかありすぎる)
・マーケティング
・経営
・会計
・交渉力
・営業力
・情報収集力
・ファシリテーション
色々あるんですが
個人的にとりあえず始めに読むオススメ書籍はコチラ
・これから独立する人への心構えとしてオススメなのが「デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイスーWork for Money, Design for Love」
・自分の単価をあげる、売り込むにはどうしたらいいのか。そういったマーケティング思考・商売人への一歩になる「コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法」
多すぎても大変なのでとりあえずこの2冊をオススメしておきます^^
何を準備しておくと良いですか?
できるフリーランスの人に
「仕事ってどうやって取ってますか?」と聞くと
「9割口コミ・紹介で仕事しています」と答えられます。
コレに対して質問側は
「えぇーどうしたらいいんだー」ってイメージがつかず悩みますよね(笑
でも、これは非常に大事なんです。
本来デザインなどクオリティを追求したいと思って独立したのに営業に時間を割かなければいけない、来月の仕事が決まっていないのに目の前の仕事で手一杯などは非常にストレスを感じてしまいやすいです。
なので準備するとしたら
「仕事が回ってくるだけの人脈。または顧客獲得の自動化!」
開業届の出し方とか帳簿の書き方とかそんなん後回しでもできるのでまずコレ!会社員時代のうちにしっかり準備しといてください!
例えば僕の友達のWebデザイナー岡田さんは
「枚方 ホームページ制作」で検索一位です。
するとその地域の主要な会社と繋がりができ、ちゃんとしたサービスを提供していれば自然と会社間で口コミにもなり仕事が絶えないとのこと。
こんな風にネット上のキーワードでもいいですし地域のネットワークでも専門知識でもなんでも構いません。
とにかく絶え間なく依頼・相談が来続ける流れを作ることが大切です。
それは人に紹介してもらいやすくするため分かりやすい実績を持つとか交流の場によく顔を出すとか、自分が何ができるのかをちゃんと発信するなど色々とあります。
大体フリーランスを辞める人は
・働き方が合ってなかった
・仕事が全然無い
・仕事はあるが単価が安くて生活できない
・体を壊した
・孤独がしんどい
こういった理由でやめますが、だいたいこれの根本は仕事の有無、低価格などが起因するものです。
(クライアントさんと仕事が楽しかったら孤独とか言わないw)
カッシーさんは普段どんな生活していますか?
意外と多いのがコレ。
そんなに僕の働き方知りたいです?w
過去にも一度書いたのですがまた状況変わってきたので
最近の僕のよくある一週間の働き方を紹介します。
関連:
とある子持ちフリーランスWebクリエイターの健康的な一日
ざっくり一週間の動き方としては次のような感じ。
月:パートナー企業に常駐(10時〜18時)
火:会員制サロンでノマド・コンサル
水:自宅で作業。妻の買い物とか付き合う
木:パートナー企業に常駐(10時〜18時)
金:自宅で作業。子供の習い事の送り迎えとか
土:イベントや午前中サポートしてる人と朝活とか
日:家族サービスDAY
大体深夜0〜1時には寝て朝7〜8時には起きてます。
比較的朝と夜に融通は聞く感じですね。
パートナーに常駐してる日は終わったあと人に会うか、19時半に帰宅して家族でご飯やお風呂入れたりします。常駐も自由度が高く、この日行けなかったので別の日にとか、体調不良で昼から行きますなど都合付きやすい感じです。
あとは月に一回必ず東京新宿に2〜3泊出張します。かれこれ4年間続けています。
仕事は95%ぐらいChatWork。
仕事の依頼はもちろんTheCreativeという自分が主宰するスクールにてガンガン質問など飛んできますのでそれらをどんどん捌いています。
基本僕は仕事が趣味の中の一つみたいなタイプでして忙しいながらも毎日楽しんでる方です。寝るのが惜しい、家族サービスしてる時も仕事したいと思ってしまうほどです!
好きな生活スタイルを一つあげるならば、火曜日、車で高槻から梅田にでて、帰り道にコンサル相手の方と喋りながらドライブして夜中に銭湯入って帰るのが好きです。夜遅くに電車乗るのは生気を奪われるような気持ちがするのであまり乘りたくないです(笑
今後どういう方向に行けばいいと思いますか?(職種)
この質問はこれから強みを持ちたいという人と、
今のままでは駄目だからと次のステップを探してる人がする質問。
僕のオススメなのは
「理想からの逆算」
です。
例えば大体その仕事に置いて単価の相場があるということは職業や内容が決まっている時点で収入の幅が決まってきます。
例えば
「経営コンサルタントとWebデザイナー、どっちのほうが年収1000万になれるか?」
みたいな質問だと、後者のほうが難しいそうに感じるでしょう。
(余談:僕は以前収入を上げるため、経営者と話せるように経営を学ぶようにしましたw)
例えばお金を稼ぎたいと言うならば
企画・コンサルティング・マーケティング系のほうが単価が高い。じっくり腰を据えて仕事をしたいというならばWeb担当者やEC運営など安定感の高いもくもく系のジャンルなど仕事の種類に寄って関連する忙しさ、お金、人の種類などが大きく変わります。
単価の安いWebサイト制作とかをこなすのであれば毎日バリバリ働いてスキルアップはできるかもしれませんが、毎日ゆっくり落ち着いて仕事したいという人の価値観には合いません。
30代とかで未経験からデザイン・プログラムなどはハードルが高い人や、
将来ECサイトなど自分でネットショップを持ちたい人にはまだまだ敷居が低く、将来自分の商売にも使いやすいWebマーケティング系(リスティング広告運用やSEOなど)の仕事を勧めたりします。
世界中を回って仕事をしたいというならばクライアントがいる受託案件より例えばアフィリエイトとかアプリから広告収入、テンプレート販売などのほうが相性が良いでしょう。
このように仕事の種類によってワークスタイルが大きく変わります。
まー、これを逆算できるようには、どんな業界の人がどんな働き方、売り方をしているのかをドンドン知る必要があります。そうすることで選択肢が増え、理想に近い働き方を見つけれるでしょう!
まとめ
長文お疲れ様でした。
また独立後編もそのうち書きたいと思います^^
この記事はフリーランスAdventCalender2016と1日目の投稿として書きました!
よかったら他の人の記事も楽しんでください!
フリーランス Advent Calendar 2016
http://www.adventar.org/calendars/1405
※まだ19日〜が空いてるのでぜひご参加ください!
ちなみに後日こっちにも参加します!
フリーランスの今年とお金の話 Advent Calendar 2016
http://www.adventar.org/calendars/1407
ちなみに、僕が教えているTheCreativeのメンバーが独立に踏み切れた理由として並べたのが「このメンバーがいてたらどうにかなりそう」って感じてもらえたことでした。僕は独立してスグ12歳年上の元フリーランスの会社経営者の方に色々な教わり救われました。そんな相談したりメンターになってくれる人と出会える環境を頑張って作っています。
また、今回は独立前の質問がメインでしたが
独立後に苦しむ一つが「孤独感」です。
フリーランスになる人は「一人が楽」って人も多いのですが、
何かあった時に頼れる、相談できる繋がりがあると気が楽になる効果もあったりしますのでチームやコミュニティ、メンターや師匠を持つこともオススメですよ^^
質問:フリーランスを目指す人に一言!
フリーランス=◯◯なんて正解はありません。
正直たくさんの起業家・フリーランス、そしてそれを目指す人々を見てきました。
結論として性格や価値観の数だけ答えがあると日々感じています。
チャレンジしたい人
稼ぎたい人
昼寝を毎日したい人
子供や家族との時間を大事にしたい人
その価値観は様々です。
世の中のイメージに因われず、自分にとって一番ベストな働き方を見つける方法の一つとして、フリーランスという働き方をご検討ください!
以上カッシーでした。
関西圏で僕のもとで学びたいという方はクリエイターに限らずщ(゚д゚щ)カモーンです。