フリーランスでも「理念」が必要という話。

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こんにちは、カッシーです。

半年ぶりのブログ更新です^^;
明日フリーランスのAdventカレンダーを更新するのでリハビリとしての記事になりますw

今日は僕のセミナーでも大事だと伝えている
フリーランスにとっての「理念」の話をしたいと思います。

「フリーランスなのに理念?」って思うかもしれません。

でも、経営者の方々がこぞって口をそろえて
大切だというには理由があるんです。
それだけ多くのフリーランスの問題を解決できるヒントがこれにあると思うので僕もこうして記事を書いています。

それは色々な会社、人、経験、教育を体験した中でも
スゴく大事なことだと僕も確信を持っているので
自分のフリーランスセミナーでもしっかり論理的な解説させて頂いています。

もちろん会社員の人も、自分の会社がどのような理念を持って
活動しているのかはとても大事なことです。
きっとこの記事は「理念」を知るキッカケになるでしょう。

今日はその触りとしてブログをお読みの方に
「なるほど〜確かに必要だ。」と感じてもらえる記事になって欲しいです^^

■目次

受託系が多いので、自分の理想より目の前のクライアントを優先してしまう

フリーランスになるとすべてが自由な反面、選択の連続になります。
特に多くのフリーランスの方は小規模案件を受託という形に思います。

そのような状況になった時、
得する誘いもあれば、経験になる誘いもある。
自分では気乗りしない誘いもあるでしょう。

最初は選ぶことを楽しく思えるのですが、
気がつけば最初のやりたいことを忘れ、
目の前のクライアントの希望に答え続けることが当たり前の日々になってしまいます。
もとい、仕事に追われて自分が本当にやりたいことができない状況に陥る人がいます。

独立した時はこういうことしたかったなーてのが薄れつつ、
時間やお金を投資できない状況が続くことでしょう。

そういった時、大事なものが「判断軸」を持つということなのです。

例え話をしますと、「100万円貯める」という目標を持っていたら、
当然その判断軸に則って

「自販機で無駄にジュースを買わない」
「外食は控える」
「給料は事前に貯金額を確保して残りを使う」
「この計画通りなら○ヶ月後に貯まる」

などお金を貯めるための判断・行動を持つでしょう。
このように100万貯めるための「理想」を「計画」に落としこみ
日々の行動に反映させます。

もし、イラストレーターの方が、
「年に1回個展を開く」という判断軸を持っていれば、

「秋には開催したいから、そこに被る予定は断ろう」
「個展を開くのにいくら貯めておかないと行けないからそれだけ仕事をしよう」
「○○ぐらいのクオリティを目指したいからスキルアップしよう」

もし、プログラマーの人が
「自分でゲームを作って公開したい」という判断軸を持っていれば

「一週間に必ず○時間はその時間に当てよう」
「ゲーム開発に繋がる仕事をしよう」
「グラフィックは弱いから、協力してもらえるよう資料や外注費を用意しよう」
「すでにそういう活動してる人に会って話を聞こう」

など逆算して物事考え、判断できるでしょう。
実際、過去色々な理想を語る人に会ってきましたが
「理想」を「計画」に落としこんでいる人はやはり少数です。

判断が難しい時、
利益を取るのか?顧客の満足を取るのか?
それとも自分の哲学を通すことを優先するのか?

いざとなった時に、最初の気持ちに立ち返って
判断軸となるのが「理念」なるものです。

脱・副業感覚!人生の事業主として自覚しよう。

このように判断軸を持つことは大事だということを説明しました。
続いてはそれが「理念」である必要性をご紹介します。

僕が過去様々なフリーランスになりたい人、なった人とお会いしてきて思うことは、
「副業感覚」でフリーランスをしている人と、
「事業主・経営者」としてフリーランスをしている人が居ることです。

もちろん、色々と身軽さを武器にしたいというのであれば前者でも構いません。
但し、
「単価が低い」
「営業苦手」
「収入が安定しない」
「将来も今やっていることを続けれるか不安」
「社会に貢献している実感があまりない」
「協力者・パートナーが見つからない」

こういった悩みを持ち、解決したいと思うのであれば
僕は後者の「事業主・経営者」として自覚することをオススメしています。

フリーランスとしての問題よりも、
経営者の悩みのほうがぶっちゃけ世の中研究されています。

また、会社というのも1つの人格と考えると
フリーランスのノウハウとして考える事も可能です。
この記事も「経営理念・企業理念」のノウハウを
ある種フリーランス向けに転用した記事でもあります。

フリーランスとしてどうするかという数少ない情報ではなく、
世界中で研究されている「経営学」「経営戦略」など
山ほどある知識・ノウハウを僕はフリーランスの皆さんに活用して欲しいと考えています。

あなたのやりたいこと、目指してることがユニークさになる

マーケティングの世界には「USP」という用語があります。
これは、超ざっくり簡単にいうと

「あなたは他の同じ仕事をされてる人と何が違うのですか?」

ということに対し、答える内容になります。
でも、このUSPが、

「Webサイトを他の人より安く作れます」
「最新の技術を使って高度なWebサイトを作れます」
「色々な業界を経験し、知識豊富です」

このように「how」「what」にフォーカスしたUSPを発信する人が居ますが、
正直これらは探せば切りがないほど同じような方々がいます。

でも、もしこれが「why」にフォーカスしたらどうなるか?

どうして、あなたは安くWebサイトを作っているのか?
単純にそうじゃないと仕事が来ないからその値段なのか?
いや、Webサイトを通じて大きな可能性を掴んで欲しくて安くてもWebサイトを作っているのです。
その理由は〜・・・なんて説明がつくのと印象は全然違います。

自分の経験(ストーリー)から、
自分の持っている知識・スキルを何に使うのか、
それによって社会にどう影響し、どんな人を助けたいのか?

人とは違う自分だけのユニークな想いを形にしたものが
フリーランスの「理念」となり、他の人とは違う「個性」になります。

僕の場合は「クリエイティブな人に幸せを」なのですが、
・この経験は人に教える上で意味がある
・この知識は人にアドバイスする上で役に立つ
(※クリエイティブ系以外だとしてもってことで僕は健康やら心理学やら勉強する)
・一緒に仕事することで、この人の将来に大きく貢献できる
・これを実現するためにはコミュニティは必要だなと思ったら作る
・逆にこれらに役立たない仕事はしない
・クリエイティブなことをしている企業・個人両方に意味がある活動はとは何なのかを考え続ける
・受託よりも顧問みたいな方がお互いメリットがあるな!そういうサービスを提供しよう!

などなどを判断軸として生きています。

そういった想いを主として活動しているので、
人から紹介され「仕事を受託してくれるフリーランスのWebクリエイター」として
僕に会いに来ると「思ってたのと全然違いました・・・」と毎回なりますw
それだけ強烈な印象を相手に残すことができますし、
相手にとっても自分が必要とする相手かどうかの判断もつくでしょう。

僕の仕事をWhy-How-Whatに落としこむと、

→Why
「クリエイティブな人に幸せを。」
創造性ある仕事をしてる方々を応援したり、
自分自身の幸せな将来を描けるようにサポートする。

→How
そういう人たちを支援することで創造性ある仕事がより世の中に認められる。
パソコンを使ったクリエイティブな仕事をする人たちが
より働きやすくなり、社会に価値を与えれることに貢献できるだけの状態を作る。
そのためのサービス・事業を展開していく。
・有料ビジネスコミュニティ「TheCreative」
・法人向けのIT/クリエイティブ顧問
・支援のためのWebサービス開発

→What
以上を実現させていくために
・セミナー
・Web制作
・コミュニティ
・ブログ
・マーケティング
・健康
・心理学

といった自分の力を使っていく。
って感じなのですが、世の中の殆どの人は
「お客様に喜んでもらう仕事をする」ぐらいで
WhatとHowぐらいしか深堀りしてない人が多いです。

この辺自己管理向けじゃなくてリーダーシップ向けの話ではありますが
興味があればWhy-How-Whatのゴールデン・サークルの話を見てもらえたらと思います

もうちょい理念とフリーランスの関係、自己管理などに関して
詳しくは自分のセミナーで解説してるのですが、
自分の理想と、どのように社会に貢献するかっていうことを結びつけると
これが思った以上に効果が高いんです。

感覚的には一石四鳥みたいな感じ。
なんでその行動に対してそれだけの結果がついてくるのかーって
身近な人には良く言うて貰えますが
それほど理念を持つということはシンプルで効果の高いノウハウなのです。

共感してくれる人が仲間・ファン・お客になってくれる

こういった理念を持つとどういうことが起こるか?
それは単純に「あなたの活動を応援したい」という人がでてくることです。

また、応援してくれなかったとしてもあの人は
「○○○な活動をしている人」という印象を持ってくれますので
気がつけばそれに繋がるお話があれば頂けたり、紹介してもらえたり良いことたくさんです。

また、自分が何のために仕事をしているのか、どういう人達に囲まれ、
それによってどういう影響があり、どうして自分がお金を貰えているのか。

そういったことが明確になっていることで、
ブレない軸として目の前のこと、やるべきことに集中することができます。

そしてそんな一生懸命に自分の軸を貫き通そうとしている人には
どうしてか自然と人が集まってきます。

フリーランスだからこそ「一人で全部こなそう」ではなく、
フリーランスだからこそ、一人の限界を知ることで
「自分にしかできないことをやろう、できないことは人を頼ろう」
って考えてもいいんじゃないかなーと思います。

以前若くして独立したからこそ「自分で何でもできなくちゃ」という
強迫観念みたいなものがありましたが、所詮できることはやはり知れているなーと今でも実感しています。

本日のまとめ

人生何もしないには時間はありあまっていますが、
何かをするためには時間が足りません。

恐らく30代に近くなってくるとこの辺理解できるんじゃないかなと思います。

「自分一人でできることは限られている。」

それはフリーランスだからこそより理解できることでもあります。

それゆえにフリーランスという「手段」を使って
何をどうしたいのか?

「自分で選択できる」という最大のメリットを活かして
何を手に入れたい、何を知りたい、何を実現させたいのか?

自分の理想のために必要な判断軸・理念を持ち、
そしてそれを応援してくれる人を自然と集めていく。

自己管理面でもセルフブランディング面でも
良い影響を与えることができるという意味でも
ぜひフリーランスとしていうよりか、
自分自信の軸として「自己理念」を持つことをオススメしたいと思います。

自分の理想に繋がるチャンスを引き寄せ、
また、自分自身も理想に向けて1つ1つ必要な判断をすることができる。

理念を持つことにより、余計な判断に時間を取られず、
狙った物を掴むのに効率よく進むことができます。

ぜひ、フリーランスの皆さんは、今回のように別ジャンルの情報やノウハウ活用して
皆さんの理想を実現してもらえたらと思います!

今日はこんな感じで^^

p.s.

ちなみにこういうことを書くと
「そんな足かせになるようなもの要らない」
「なるようになればいいから要らない」
っていう声もあると思います。

そういった方々はまぁ今現状困っていないと思いますし、
「枠を持たない」いう理念・軸みたいなものをお持ちになっているというだけなのでこの記事はスルーしてもらえたらと思いますw

Bio

カッシー(樫本祐輝)

株式会社クリエイティブユニバース代表取締役。
クリエイターはもっと幸せになってもいいんだ!と「クリエイティブな人に幸せを」を理念に活動。

2017年に法人化。現在は事業戦略クリエイティブ・プロデューサーとしてコンサルや、クリエイター・フリーランスギルド「TheCreative」を主宰。大阪東京合わせて80人を超える。フリーランスカレッジ、クリエイター200人祭りなど主催。

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