クリエイター200人祭り2018

フリーランスになる準備をしよう!独立前に知っておいてほしいこと。

2012/11/08追記
フリーランスに関するセミナーを定期開催しています。
独立を考えている方や、独立したての方、副業で仕事を始める方などにお役に立てるセミナーとなっています。

http://striver.me/freelance

今回は自分の経験から、これからフリーランスになる人、なりたい人に

お勧めしたいこと、知っておいて欲しいことなどお伝えしたいと思います。

この記事の情報によって少しでもフリーランスになる方、なりたい方の参考になればと思います。

2011/05/10 0:30追記
たくさんのツイート、ブックマークありがとうございます!
こんなにたくさんのアクセス初めてでビックリしています!

様々な業種でフリーランスがありますが、
当ブログでは過去にWebデザイナーとして独立した経験を元に記事を書いています。

RTやはてブを貰った際に共有したほうが良い情報ありましたので追記させて頂きました。

■目次

■屋号を決める

まずはこれから自分が背負う屋号を決める必要があります。
屋号とは個人で使う会社名みたいなもの。
●●商店とかも屋号ですね。
屋号を決めるにはいくつか注意点があります。

1.相手に伝わりやすいかどうか

例えば取引先に電話した時など
●●●の(個人名)です。と電話受付の方にお電話しないといけませんが、
覚えにくい、分かりにくい名前だと何度も●●ですか?いえ違います●●ですみたいな
やりとりをしてしまいます。
できれば一言で伝わるものがいいでしょう。

僕は独立当時は個人用に取得していた「strive-ex」というのを
そのまま屋号に最初使っていたのですが、多くの人が
「strive」や「ex」という単語が聞きなれない、間にハイフンがあるなど
問題が山積みだったため、2年目には「stid」という短いものに変更しました。
※strive interactive design から短縮してstidとしました。

2.短いドメインが取れるか

意外と口頭でメールアドレスを伝える機会というのは多いものです。
上述しましたが僕は屋号を変更したことにより

yuuki_kashimoto[at]strive-ex.com

yk[at]stid.jp

とかなり短くしました。

すると電話で人に伝えたときに多くの人から
「短くて分かりやすいですね」と言われるようになりました。

※ただできれば相手にお手数おかけしないよう、こちらから名刺などでご連絡するのがベターです。
※本当はsid.jpというドメインが取りたかったのですが無かったためstid.jpで妥協しました。
※Gmailなんて名刺に書いてたらちょっとカッコ悪いのでできれば独自のドメインを持ちましょう。
2011/05/10 9:00追記
ちょっと記事が多くの人に目に触れすぎてGmailでもいいじゃん?って意見を頂いたので補足します。
これはWebデザイナーとして名刺にgmailって書くぐらいならドメインとろうよって認識でした。
気分を害された方はすみませんでした。

3.屋号から業務内容がイメージつくかどうか

デザインをする人なら「Design」と入っているとこの人はデザインされるなーとか、
エンジニアなら「System」って入っているとシステム開発出来る人なんだなーとか想像が付きます。
これは必須ではないですが、屋号に業務内容に関する単語が入っていると伝わりやすいですね。

4.自分が気に入っているかどうか

上述の問題があったとしても、自分がものすごく気に入った屋号なら良しです。
自分が背負う看板としてしっかり考えて名前を決めましょう!
会社名だと名簿の最初に来るように「あ」から始まる名前にするとかもありますね。

■開業について

フリーランスは「独立しました」と周りに言えば認められるほど緩い立場だったりします。
でも収益を発生させ税金を払わないと行けませんので税務署に開業を申告する必要があります。

この書類を「開業届」といいます。
ここで初めて自分の屋号を行政に申告することになります。

届出をする税務署は自分が住んでいる管轄の税務署か、
もし事務所を開く場合は事務所の管轄でも可能です。

※手間がかかるので僕は住んでいる管轄の税務署にしていました。

開廃業届は税務署でもらうことも出来ますが、
下記を印刷して記入して提出しても大丈夫です。

[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

届出を出しておくことで、申告に関する案内が送られてきたりします。

■申告について

税務署で開業届けを提出するに合わせて
提出しておきたい書類があります。

それは「青色申告承認申請手続」です。

確定申告には「白色申告」「青色申告(単式簿記)」「青色申告(複式簿記)」とあります。
順番に税金に対する控除が違います。
もちろん控除額が大きいに連れて手間が違うのですが、
実際ソフトを使って入力する分には大した差はないので
ぜひ青色申告の複式簿記での申請をお勧めします。

単式簿記で10万円分、複式簿記で65万円分の控除が受けられますので
高価な領収書を貰えると思ってチャレンジしてみましょうw

青色申告特別控除 国税庁
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2072.htm

僕は毎年青色申告の複式簿記で提出していましたが
レシートや請求書等を整理して打ち込み、通帳のやりとりを打ち込みしたりといった
当たり前のことをすれば今ではソフトが簡単に帳簿を作ってくれます。
また税務署にもよりますが、青色申告をするに当たって税理士のサポートを受けられる場合があります。

2011/05/10 1:31 追記
コメントで田中さまよりご意見いただいたので追記します。
申告以外についてもですが、住んでいる場所や都道府県によって様々なサービスや制度があります。
各市区町村、職安、社会保険事務所、地域の組合などで独立開業を支援してくれる制度
起業をサポートしている企業など色々あるので相談し、損をしないように事前調べをきちんとすることをお勧めします。
知らぬは損ですよー。お金関係は知らなければ知らないほど損する世界ですからねw

僕の場合は無料で地域の税理士さんに初年度に年6回ほど指導に来ていただき、
ソフトに記入した内容が合っているか、深刻に問題ないかなど見て頂けました。

2011/05/10 1:03 追記
青色申告する上で事業用の銀行口座を必ず作ってください。
個人の物とごっちゃにすると整理しにくく把握しづらいため後々大変です。

やよいの青色申告で預金出納帳を入力の際、事業用で
仕事のやりとりだけを入力するようにしておくとスマートに作業がこなせます。

忙しいからとついつい銀行ATMで発生したコンビニ手数料なんて
入力しててバカバカしくなります・・・orz

2011/05/10 9:00追記
より本業に専念したい場合や、資金に余裕がある方は
やはり税理士さんにお願いするのがベターかと思います。
僕の場合は簿記をかじってたのと、自分で勉強したかったのもあって自分でまとめてやってました。

■源泉徴収について

独立された方から質問受けたのはコレが一番多いかもしれません。
取引した企業から入金が1割差し引かれてけどなにこれ?と数名の方から質問を受けました。
これは源泉徴収という個人事業主に対して企業が行っている税金の前収めみたいなものです。

個人事業主で申告しない人が多いため、予め企業が報酬を支払う際に1割源泉徴収税額として差し引いて報酬を払うというものです。
1割差し引かれてますが大丈夫です。
確定申告をした際に払い過ぎた税金は返ってくるので、取引先からたくさん源泉を引かれていた場合は申告後に過払い分が一気に返ってきます。またここで支払う税金を減らすためにも青色申告(複式簿記)がオススメです。

1割引かれてなんやねん!って思うかもしれませんが、
ちょっとした積立と思ったり、自分が稼いだ金額の証明だと思ってください。

できたら源泉を越えて税金を支払わなければならないぐらい稼ぎたいものですがw
源泉を引かれた企業からは年末調整が終わった年末年始ぐらいに源泉徴収票が届きますので
大事に保管して、確定申告時に税務署に提出してください。
※じゃないとほんとに払い損になりますよ

税金などお金に関するものは知らなければ知らないほど損するので色々と調べることをお勧めします。

フリーランスの為のお金にまつわる話
http://www.kagua.biz/column/jinsei.html

零細企業経営者・個人事業主のための凄い節税対策
http://bit.ly/ljs1Tk

2011/05/10 0:30 追記:
リツイートの際にコメント頂いたもので「予定納税」というある意味金融商品みたいな納税方法があるようです。
納め過ぎた税金に対し、還付加算金が発生するようです。詳しくは下記を御覧ください。

予定納税でご褒美!還付加算金
http://allabout.co.jp/finance/gc/14004/

■健康保険について

今まで会社員だった人は社会保険は使えなくなってしまうので
国民健康保険に加入する必要があります。管轄の区役所に行き保険担当窓口で手続きを済ませてください。
怪我したりして病院行ったときに保険証ないと全額負担なので軽く病気になると結構ダメージでかいです。

入院なんてしてしまうと大変なことに・・・体が資本とはよく言ったものです。
僕は国民健康保険だけだったのですが、他にも色々とあるようです。

保険などについてはよくまとめられた記事がありましたのでこちらをご確認下さい。

フリーランスの健康保険 | フリーランスWebデザイナーの日記
http://www.travelogue.jp/blog/archives/659.html

■必要な備品を揃える

開業すると事務手続きも自分でしないといけないため必要なものが色々とあります。
下記はあくまで例なので参考にしてください。

請求書在中印、屋号や事務所or自宅の住所のスタンプなど

→ 一年間で何度も書かないといけないため一つ作っておくと便利です
数千円で作れるので時間短縮と思って用意しましょう。

やよいの青色申告

→ 確定申告するのにあると非常に助かります。
やよいの青色申告11

封筒類

→ A4サイズを折りたたんで送るタイプ、A4をそのまま送れるタイプを用意しましょう
前者は請求書など、後者は秘密保持契約書など重要書類などに使います。

僕は窓付きの封筒を購入し、請求書のテンプレートで相手先が
ちょうどその窓にくるようにしました。これによって宛先を書く手間は省いています。

僕が事務所を借りた際は固定電話+FAXがあったので、定番のアスクルを利用しました。
物によっては問屋や通販で大量に安く手に入る場合もあります。

2011/05/10 0:46追記
この「必要な備品を揃える」の項目にもう少し情報が欲しいです。
これはよかったなど、もしご意見ありましたらご遠慮なく教えて頂けると嬉しいですm(_ _)m

■会社員のうちにしておくこと

会社員のうちにやっておいた方が良いことがいくらかあります。
特に収入の証明などは会社員だと源泉徴収票一枚提出すれば証明になりますが、
自営業ともなると確定申告しないと自分の収入の証明ができないため色々と手続きが面倒な場面があります。

※僕は大阪府の補助対象のマンション契約の際、開業間もない事もあって山ほど資料提出しましたorz

クレジットカードの発行、賃貸の契約、ローンなど

会社員時は当たり前にできたけど、自営業になるとできないことがいくらかあります。
自営業は会社員と違って収入が相当不安定なものです。

これはお金や部屋を貸す側にとっては非常に不安要素なのです。
なるべくこの手の事は済ませておいてから独立するには越したことはありません。

ちなみに僕は結婚式の費用を借りようと銀行に相談したところ
50万円ぐらいしか借りれないと言われました。。。

※お祝儀で貰った分をすぐ払うなどの交渉で一時的に応じてくれる場合もあります。
※ちなみに保険相談所でフリーランスだと何か手間なことありますかと聞いてみましたが保険に関しては特にないそうです。

2011/05/10 0:35追記
リツイートのコメントで最も多かったのが「会社員のうちに契約関連を済ませておく」ことでした。
苦労された方がたくさんいらっしゃるようですね・・・^^;

自社サイトや名刺などのツール

自営業となると全てのことが自分の利益に結びついてきます。

自社サイトなどは作ることで誰かにお金を貰えるわけではないので、
それだけの労力を使うということはちょっとした赤字なんですね。

独立して時間ができてから作ろうと考える人は多いかもしれませんが、
意外と時間を取るのは難しくなってしまうので出来る限り自社サイト等は
会社員の間にコツコツ作ることをおすすめします。

「独立」を事前に宣言しておく

僕は高校生の時に既に独立してやりたいと公言していました。
すると意外と色々な人が応援してくれたり、学生時もちょっと仕事やってみないかとか

ただ宣言しておくだけで色々とメリットを受けることができますし、
会社員であれば参加した勉強会や、交流会で人に伝えるのもありでしょう。

人に伝えることでより自分がフリーランスとして活動するのが現実を帯びるものになっていきます。
もしかしたら意外な人があなたの独立を応援してくれるかもしれませんので
出来る限り事前に宣言しておくと良いでしょう。

2011/05/10 0:36 追記
早ければ早く宣言するほどたくさんの意見や考える時間があります。
あなたの事を思い、フリーなんて辞めておけと反対してくる方々もいらっしゃいます。
あなたは今の環境からただ逃げるためだけに独立を選ぶなら一度考え、
独立の先にある目標を持つとより強くなれますよ。
またその目標によっては独立は必要無いかもしれないのです。
一度考えて見ると良いでしょう。
(※その際個人的にオススメなのは坐禅ですw)

事業主の視点で会社を見渡す

今勤めている会社というのはあなたが独立する上で学ぶべき点はたくさんあります。
契約の仕方や、業務フロー、資料のフォーマットや利用しているツール
あなたが自分が事業を営むとすればそれをベースこうしたい、ああしたい、これは真似しようなど
たくさんのことを学ぶことができます。今まで何も思わなかったことが実は凄く学ぶ要素があったりなどします。

自社のWebサイト

これについては後述します。

■計画を立てる

Web系は手軽に独立できてしまい、
仕事もちょこちょこあったりするため何とか生活できていくのですが、
その反面周り任せになんでも仕事受けたりやってるとだんだん自分が
やりたかったことと違うことになったりとか、売上が全然上がらなくなったりします。

仮にも「個人事業主」、つまり事業を営むのですから
会社と同じように年間の売上計画など立てて、毎月比較したりして
きちんと自分の目指す方向に舵をとっていく必要があります。

フリーランスだと完全に1人なので、事故などしてしまうと収入が止まってしまいます。

出来る限り保守契約だったり月々報酬を発生させるWebサイトを運営するなど
収入に関するリスクの分散なども気にしておくことをおすすめします。

また自分がやりたい仕事を明確し、公言しておくことで
自然とその目標に向かっていくことができます。

お勧めなのは紙に書いて目につくところに貼っておくこと。
これだけで心理的に大きな効果があります。

年収はこれくらいを目指す、こういう仕事をやる、PV1万/日のサイトを作るなど
なんでも構いません。重要なのは目標に対し、あなたが実際にどう動いたか後で比較すことができることなのです。

■顧客を大事にする

忙しいと何かと手抜きがちになりますが、
年賀状やお歳暮、お中元といった付き合いはしっかりされることをおすすめします。

フリーランスで企業と取引していると貰うことも多いので
しっかりと住所や連絡先を整理した上で繋がりをしっかりと持って行きましょう。

企業に打ち合わせに伺う際、ちょっとしたおみやげでもいいので
もらうと嬉しいものです。こういうのは大事にしておいたほうが後々自分の為になります。

独立時に挨拶できる企業にはダイレクトメールするのもありです。

2011/05/10 0:53追記
仕事を得るにも、良い仕事をするにも人脈が必要です。
とにかく人との繋がりは大事にしましょう!
もしあなたが技術者ならば人と接する時ばかりは自分は営業になったつもりで
望むと身なりや心遣い等相手に喜ばれます。

■自社サイトを作る

基本的には知った顔から仕事を受けたり、クチコミで紹介を受けたりして仕事をこなして行き、
自分自ら企業に飛び入りで営業なんてことはほとんどの方がされないと思います。

あなたを初めて知る人に向けてちゃんとあなたができることが分かる自己紹介のサイトは必要です。

時間をかけて凄いものを作らなくても構いません。(もちろん作るにはこしたことないのですが・・・)
Coming soon…みたいな意味のないサイト作るぐらいなら
1ページのペラもんでいいのでプロフィールや実績、出来ることをまとめましょう。
もし本名と顔写真、固定の電話番号などがあると信用度が上がります。

もし長いことブログをされてるような方であれば
それがあなたの実績やスキルの証明にもなります。

サイトは仕事を受けだすとなかなか難しいので
会社員のうちに作っておくことをお勧めします。

■最後に

この記事を最後まで読まれる方は恐らくフリーランスになりたい、
すでにフリーランスといった方が多いと思います。

フリーランスは自由そうなイメージがありますが、
その自由と引換にすべて自分で責任を追うことになります。

お金がないもの自分のせい、
時間がないのも自分のせい、
自由な時間があるのも自分のせい、
お金がたくさん貰えるのも自分のせい、

来月仕事があるかどうかという不安を抱えながらも
日々仕事をしていく上で会社員とはぜんぜん違う緊張感 があります。

ただ会社を辞めたい、たまたま仕事くれるところがあるから成り行きで独立なんて考えはあまりオススメはしませんが、チャレンジしてみたい覚悟があるのであればそれも良いでしょう。

恐らく独立しようなんて考えるような方々であればなんとなく食べていくことは可能でしょうが、
それが自分の目指していたものかどうか日々舵を取っていないと違う方向に行ってしまう可能性もあるので気をつけて下さい。

数年前と比べよりフリーランスの人は増え、
出来る人が増えたため制作に関する価値も下がってきています。

より今後一層厳しい業界になっていきますが、
そんな中素晴らしいスキルを持って活躍される、したいという方々を応援したいです。

■参考書籍

フリーランスを代表して-申告と節税について教わってきました。-きたみ-りゅうじ

フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック

クリエイター独立ガイド―起業と経営オススメ!

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フリーランスの時にやっておけば良かったと思う5つのこと。

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