安くて広い部屋に住める!? 補助付きマンション「特優貸」

安くて広い部屋に住める!?補助付きマンション「特優貸」

以前stocker.jpさんで人気エントリで

知らないと損する賃貸マンションの探し方
http://stocker.jp/diary/rental_apartment/

という人気記事がありました。

ただ僕の今住んでいるマンション「特別優待賃貸」略して「特優賃」という
マンションの情報が無かったので僕の例をご紹介します。

※下記は大阪の特優賃をベースにし、僕の体験や知人の意見を元に書いています。
補助や申請などは各地域によって違いあることを前提にお読みください。

目次

特別優待賃貸とは
特優賃を見つけた経緯
特別優待賃貸のマンションを調べるには
特優賃のメリット
特優賃のデメリット
隣にあるUR賃貸との比較
選び方の参考
考えられる入居パターン
自営業にはオススメ
最後に
大阪で特優賃を相談してみたいという人へ

特別優待賃貸とは

メリット

・大阪府から補助がでている(家賃が安くなる!)
・特別優待賃貸マンションは一定の基準がある(広さ、防音等普通の賃貸より品質がかなり良い!
・2LDK以上の家族向けが多い(一部単身向けもあり!)
→現在単身の方も将来の選択しとしてぜひお読み頂けると幸いです。
・住民は皆審査を通った方なので安心出来る(女性や子供には重要!)
・子育て補助などがある

デメリット

・申請・審査が必要
・場合によって他の補助が受けれない場合もある
・年々少しずつ家賃が上がる(2%~3%)
・収入が多いと補助が減る
・開業したての自営業だと手続きが面倒な場合がある

特優賃を見つけた経緯

結婚するとなった際にそれまで住んでいた1DK(33平米/5万)の家ではちょっと手狭だなということで
新居を探すことになりました。

探していた条件は
・大阪市内
・子どもが生まれることを想定し2LDKぐらいに住みたい
・理想家賃は7~8万ぐらい
・安心して暮らせる治安(女性が安心して一人で住めるレベル)
・交通の便が良い(駅近)
・当時フリーの時の事務所があった上本町から近い
・日光が入る

で探していました。

当初普通の賃貸ではこの条件はクリアーできないと思い、
分譲マンションを賃貸として貸し出しているところを探していました。

しかし見つけても綺麗で設備もしっかりしているため、
賃料が15万など余裕でオーバーしていました。
※大阪上本町は住みやすく高台にあるため今凄い地価が上がっている地域

ネットで大量に情報を登録しているサイトをひたすら見ていると
明らかに家賃相場と内容が合わない物件がでてきました。

駅近2LDKで築10年以内でなんでこの値段???
同じ平米数で相場を調べると余裕で1.5倍以上違うその物件には
「特別優待賃貸」という文字が書かれていたことが始まりでした。

特別優待賃貸のマンションを調べるには

ネットにも情報がありますが
ある程度ざっくりと住みたい地域、価格帯を決めた上で
取り扱いのある不動産屋さんに相談して見に行くのが一番です。

特優賃+地域名で検索すれば取り扱っている店舗がでてくると思います。
それほど数はあるわけではありませんが、大阪市内だとわりと駅近が多い印象です。

特優賃のメリット

1.家賃補助がでる(最大46%)

相場から補助がでるため、相場よりは確実に安く入居できる
僕の場合は13万ぐらいが9万弱と約3万ちょい補助がでてます。

2.基準を超えた品質があること

・防火、廊下が広い、天井が高い(2.3m以上)といった基準を満たしており品質が高い
・バリアフリーが前提になっている(段差が少なく、廊下やトイレ、お風呂に掴まれるところがある)
・防音等が普通の賃貸よりしっかりしている

僕が特に良いと感じた点は以下の点
・お風呂、トイレ、玄関などに手すりがある。妊婦や年寄り、体調がわるい時には非常に助かる
・谷町筋そばなのでそこそこ車の交通量はあるがドアを閉めるとだいぶ音が減る
・廊下が広い。たぶん車椅子が通れる広さが確保されてる

追記:子供がいる部屋が多いので上の階でさすがに走られると足音は聞こえますw

3.審査基準を満たした人のみが住んでいる

・よく分からない外人さんとか皆無
・ほとんどがファミリーor新婚さん

3.子育て補助など補助が受けられる場合がある

特優賃は、年々補助が徐々に減っていくのですが、特定の物件では
その値上げが免除される物件があります。
※残念ながら僕が住んでいるマンションは対象外

4.比較的返ってくる可能性の高い敷金

僕は入居時は契約家賃の3ヶ月分を支払いました。
おおよそ13万ぐらいの3ヶ月分で40万位払ったと思います。
(超余談ですが趣味の500円玉貯金で貯めた50万で払いましたw)
ちょっと初期費用としては高いかもしれませんが、実は普通の一般的な賃貸マンションと違い、
解約引きなどで差し引かれることはなく、実費精算のため、
本当に最低限リフォームに必要な費用のみを払うことになります。(=敷金がきちんとたくさん返ってくる!)

管理会社はもちろん大阪府から許可を得て運営してるような
不動産の大手や、大阪市自身が管理してたりするようなマンションなのでトラブルもかなり少ないです。

初期費用が必要な点はネックかもしれませんが、
これもまた入居の審査基準と思えばメリットには変えられませんw

5.普通の不動産会社と違い、仲介手数料、礼金など不要

通常多くの不動産は家賃の50%とか仲介の手数料が発生しますが、
特優賃のマンションでは発生しません。また礼金といった家主への謝礼も必要ないため、
上述の敷金に純粋にお金を払うだけでいいのです。

もちろん管理する会社もしっかりとした安心出来る企業なので管理体制・サポートもしっかりしています。
※知り合いで何人か特優賃に住んでいる人がいますがやはり管理・サポートは安心だと言うてます。

特優賃のデメリット

他の補助が受けれない場合がある

大阪であれば新婚補助がありますが、特優賃の場合物件によっては対象外になることがあります。
少なくとも僕の住んでいたマンションは対象外でした。

大阪市 新婚世帯向け家賃補助制度
http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000110107.html

僕の場合、少なくとも2年以上は2万以上の補助がでる計算なので
上記の補助がなくてもいいかなという感じでした。

収入が多いと普通の家賃と大差がなくなる

→そんなに収入があったらマンション買う(ry

年に一回、見直しがあり収入や家族構成など報告しなければならない

→まぁ補助(お金)が貰えると思ったらそれくらいしますよw

年に一回、見直し時に家賃が数%上がる

→2~3千円程度。長年住むと塵も積もることに。

マンションによっては長いこと待たなければいけない

→新しくて補助額が多い、部屋数の少ないマンションは必然的に人気になります。
→うちのマンションは100戸以上あるので、回転が早いためすぐ入居できました。
最近かなり引越しされててなんか妙に空室が多い印象です。
郵便ポストにガムテープ貼ってあるのが空室↓

一部生活家電購入しないといけない

マンションによってはエアコンや照明器具がついて無いようなので自分で買う必要があります。
またガスのマンションはコンロが付いてない場合があるそうです。
うちのマンションはオール電化なのでコンロは大丈夫だったのですが、
リビング用エアコン(10畳クラス)はまぁまぁな出費になります。
※ただ、住みだした冬はエアコン買わず、コタツだけで乗りきれるくらいわりと暖かかったです。
さすがに翌年は子どもが生まれたこともあり購入しました。

隣にあるUR賃貸との比較

たまたまですが僕の住んでいるマンションの隣に
一般的によく知られているUR賃貸のマンション(いわゆる旧公団住宅)があります。

UR賃貸も特優賃と同じように広さがあったり、保証人が不要、敷金の返還が安心だったりなど
また違ったメリットがありますので気になる方はお調べください。

UR賃貸住宅とは
http://sumai.ur-net.go.jp/chintai/housing/

マンションの入り口に間取りと価格帯が書かれていたので
今僕が住んでいるマンションと比較してみたいと思います。

まず僕の今住んでいるマンションのスペック
66平米 2LDK (他の部屋は2LDK+~3LDKもある)
家賃約9万3千円(うち共益費9000円)
駅徒歩すぐ(谷町4丁目徒歩3分、6丁目徒歩5分
築年数:10年くらい

となりのUR賃貸

間取りが同じ2LDKがないので比較しにくいですが
単純な広さに対する単価では確実に僕のマンションのほうがかなり安いです。
ただ単身で住むにはこの土地かつ駅近で30平米以上の1LDKは良いほうかと。

また築年数も調べてみると完成年月が昭和61年だったので25年近い物件ですね

ただし、収入によって特優賃は変わる点、一年ごとに数%値上げする点はご注意下さい。
なので10年ぐらい住むっていうのであればURでもいいかもしれませんね。

もしも特優賃のマンションは新しく作られているのであれば
特優賃のマンションから特優賃のマンションに引っ越すというの手です。
※実際に担当の人が一度特優賃に住むと、次も特優賃にする人が多いとか

選び方の参考

最初に入居したかったマンションは20部屋ぐらいしかない小さいところだったため、
半年~1年ぐらい待つことになりますって最初言われましたΣ(゚д゚lll)ガーン

どうしても譲れない条件がある場合は申請だけしておいて開くのを待つまで
他の特優賃という方法が良いかもしれません。

上述してますがうちのマンションは100部屋以上あるので
非常に回転が早いです。まず月1で引越しは見ます。

またマンションによっては大阪市が管理、不動産会社が管理など
条件がことなるため、補助が受けられるかどうかなどいろいろっぽいので
その辺きちんと特優賃の不動産会社さんに相談して聞きましょう。

考えられる入居パターン

・新婚(または結婚を前提で同棲)で新居を探している
・住んでいる人が安心なマンション
・子育てを想定して広い家に引っ越したい

聞いた話では家賃が高くなってきたので
別の特優賃に引っ越すパターンや、
マンションを買ったので引っ越すパターンが多いそうです。

他にも結婚をする前提であれば
家族向け物件に単身で申し込みできる場合もあるそうです。

自営業にはオススメ

管理人さん曰く自営業の人も多いと言われてました。
自営業だと自分で確定申告し経費を差し引くことができるので
普通の会社員より年収を低くすることができます。

そのため申告の年収を上げすぎないよう調整できる自営業は補助を受けやすいです。
ただしデメリットとしてそのマンションを営業所として登録出来ない場合もあるのでご注意を。

僕は開業して1年弱ということもあり、必要な書類が普通よりも多くなり少し大変でした。
毎月どれくらい収入と経費があるのかーみたいな。
※結構大変だったので開業まもない方はご注意下さい。

最後に

名前や多少の制度が違えど、大阪をはじめとする関西や、
神奈川、東京にも存在するらしいので近くの特優賃を扱っている
不動産屋さんにご相談することをお勧めします。

文字では伝えにくいですが、今まで住んできた賃貸マンションよりは
やはり全然品質が高いため、住んでいる充実感は非常に高いです。

初期にある程度の資金は必要ですが、あとできちんと返ってくるし決して無駄金になりません。

特にやはり新婚さんや子持ちの家族にはぜひとも一度
特優賃のマンションで条件の良いマンションがないか調べてみて欲しいです。

大阪で特優賃を相談してみたいという人へ

僕を担当してくれた会社さんが紹介キャンペーンやってるので
もし大阪市内で一度お話ししてみたいという方は紹介されてみませんか?
発生した報酬は50%の折半します!(みんなWinWin状態w)
よろしければTwitter(@strive)でお声かけていただくか、yk[at]stid.jp(atを@に)までご連絡下さい。

Bio

カッシー(樫本祐輝)

株式会社クリエイティブユニバース代表取締役。
クリエイターはもっと幸せになってもいいんだ!と「クリエイティブな人に幸せを」を理念に活動。

2017年に法人化。現在は事業戦略クリエイティブ・プロデューサーとしてコンサルや、クリエイター・フリーランスギルド「TheCreative」を主宰。大阪東京合わせて80人を超える。フリーランスカレッジ、クリエイター200人祭りなど主催。

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